真愛病院が目指す
ウェルビーイングにつながるまちづくり
-ローカルSDGsの実践を通して-
ビジョン
患者さま、地域のみなさま、職員
一人ひとりの幸せを後押しできる病院
真愛病院は「ウェルビーイング」と「ローカルSDGs」の考え方を取り入れ、日々のしごとに取り組んでいます。
病院には、患者様だけではなく患者様を支えるご家族、サービスを提供する側である私たち真愛病院の職員、職員のご家族、地域のみなさま、出入り業者や行政のみなさまなど、多様な立場の人が関わっています。
私たちは、みなさまの心と身体の健康を支えること、そして、その一人ひとりが地域の課題や価値について考え・共有し・幸せを分かち合うことを後押しすることができるように、積極的に地域と関わりながら、新しい医療機関のあり方を探していきます。
真愛病院の目指すまちづくり
– 関わる一人ひとりが、ちょっと幸せになれる場所 –
※1 県立広島大学防災社会システム・デザインプロジェクト研究センターから引用
地域における真愛病院の具体的な取り組み
- 周辺地域への訪問診療
- 健康診断・定期検診の促進
- 健康や地域共生を学ぶ勉強会の開催
- 地産地消を目指した入院中の食事
- 職員の地域活動への参加の支援
- 「子ども110番の家」活動への参加
など、様々な取り組みを実施しています
医療機関の課題
なぜ地域共生がもとめられているんだろう?
かつては、地域の相互扶助や家族同士の助け合いなど、地域・家庭・職場といった人々の生活の様々な場面において、支え合いの機能がありました。
しかし、昨今は高齢化や人口減少が進み、暮らしにおける支え合いの基盤が弱まってきています。また、個人や世帯単位で複数分野の課題を抱え、複合的な支援が必要とされる状況がみられ、様々な分野の課題が絡み合うことで公的支援の対応が困難なケースも浮き彫りとなっています。
「地域共生社会」とは、このような社会構造の変化や人々の暮らしの変化を踏まえ、制度・分野ごとの『縦割り』や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えつながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会を目指すものです。
地域に根差す病院であり、地域住民でもある
わたしたちができること
地域共生の視点で見つめるウェルビーイングとSDGs
真愛病院はそのような現在の課題に真剣に向き合い、地域で暮らす誰もが大切にされ、お互いを支え合う共生社会を目指して様々な取り組みを行っています。それは今、深刻な問題をかかえる地球の未来をみんなで解決しようという「SDGs(※1)」の目標達成や個人と社会と地球のよりよい状態を総合的に考える「ウェルビーイング(※2)」に向けた取り組みにもつながっています。
わたしたちは医療機関としての立ち位置を活かしながら、まちの中心となっていけるように、これからも取り組みを続けていきます。
参考
※1 SDGs
“SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform”. 外務省,(参照2020-02-18)“「地域共生社会」の実現に向けて”. 厚生労働省,(参照2020-02-18)
“環境省ローカルSDGs -地域循環共生圏づくり プラットフォーム-”. 環境省,(参照2020-02-18)
※2 ウェルビーイング
ウェルビーイングの定義においてよく引用される世界保健機関(WHO)憲章の前文の一節では下記のように記されている。
Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease
or infirmity.
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」
また、SDGsの3つ目の目標である「Good Health and Well-Being」にも「Well-Being」の言葉が含まれており、「すべての人に健康と福祉を」と訳されている。SDGsで取り上げられたウェルビーイングは、この扱いから「健康」と「福祉」の意味合いが強いといえるが、貧困も飢餓もなく、健康で豊かな教育が授けられ、快適な環境での生活が維持されるなど、人類に限らず地球上のすべての生物がよりよく生きるためにSDGsの各目標があると考えるならば、17あるSDGs目標全体を包括するものが人類や生物のウェルビーイングであると捉えることができる。
社団法人 日本WHO協会「世界保健機関(WHO)憲章」
前野隆司・前野マドカ(2022)『ウェルビーイング 』日本経済新聞出版.
真愛病院の取り組み
ウェルビーイングとSDGsの目標にむけて
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医療への取り組み
医療療養・介護療養を満足させる病院当院では、患者様の日常生活動作の向上と安心と安定した療養生活をしていただく為の充実した看護・介護・リハビリテーションを行っています。すべての人に健康と福祉を実現させるために訪問診療、訪問リハビリ、健診・予防接種にも力を入れております。
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教育への取り組み
職員や地域の子供達がチャレンジできる環境づくり職員のキャリアアップを支援し、新しいチャレンジやステップアップを目指せる環境を整えています。また、地域の子供たちの教育にも取り組んでいきます。
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環境への取り組み
私たちが暮らす地域、地球の未来のために環境への負荷をなるべく少なくするために、食品ロス削減、地産地消、エネルギー消費の削減にも取り組んでいます。
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働きやすい職場づくりへの取り組み
あらゆる人の豊かな生涯のために私たちができること子育てや家族の介護・病気療養など、職員一人ひとりがさまざまなライフイベントにおいて多様な働き方を選択できるように体制・制度を整備しています。
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地域貢献への取り組み
地域の皆さんが安心して過ごせるように地域のみなさんが、住み慣れた地域で安心して末永く健康に過ごしていけるように、共に学べる場の創出や地元企業・教育機関との連携にも取り組んでいきます。