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真愛だより

2023.01.23

予防接種について

帯状疱疹(水ぼうそう)予防接種について

帯状疱疹とは?

幼少期に感染する水ぼうそうのウイルスが原因の疾病です。
日本人成人の約90%以上は水ぼうそうウイルスが体内に潜伏していると言われています。
症状は、体の片側の一部にピリピリとした痛み、赤い発疹が発生。症状の多くは上半身に現れ、顔、目、頭に現れることがあります。

特徴

・神経に炎症を起こすため痛みは強い。
・50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症すると言われている。
・免疫力の低下(加齢、疲労、ストレス、糖尿病やがんなどの疾病)が発症のきっかけになることがある。
・皮膚症状が治まった後も、長期間痛みが続くことがある(帯状疱疹後神経痛)。

帯状疱疹後神経痛とは?

神経の損傷により、皮膚症状が治った後も3か月以上痛みが続いている状態を呼びます。
帯状疱疹を発症した50歳以上の約2割の方が、帯状疱疹後神経痛になると言われています。

 

予防接種

帯状疱疹はこれまで述べたように50歳以上で感染者が増え、合併症や入院が増えます。そのため日本には帯状疱疹の予防接種があります。これは高額ですが帯状疱疹の辛さを知っていれば、また合併症の起こりやすさを考えれば積極的に注射すべきです。帯状疱疹のワクチンには2種類があります。2種類のワクチンの違いは、接種回数、有効性、持続時間です。またこちらの予防接種は50歳以上の方が対象です。

種類 生ワクチン 不活性化ワクチン
回数 1回 2回(2か月以上あける)
効果 45-60% 90%以上
持続期間 5年程度 9年以上
料金(自由診療) 8,440円 22,000円/1回(2回必要)
特徴 免疫低下状態では接種できない。持続時間も短いが回数は1回で終了する。 免疫低下状態でも接種可能。持続時間が長いが、価格も高く2回回数が必要。